
「今月のカレンダー」に 9月と10月のカレンダーを掲載。
9月 “オオバクサフジ”と”キバナコスモス”
10月 “クコ”と“アブチロン”
【クコ】は ナス科の落葉低木で 根元から群がって分岐し, 短いトゲがところどころにある。 葉は 長楕円形で柔らかい。 花は5弁で 小さい淡紫色をしている。
晩秋に 鮮やかな赤い卵形の実《写真》をつける。 大きさ2~4センチ位。
クコは健康によいとされ, 実や根の皮が薬用に利用されてきた。 1980年代に クコ酒やクコ茶などの“クコブーム”があった。 一見すると 赤い実が美味しそうだが, 実際は そのまま食べると非常にまずいという。
【アブチロン】は 世界の熱帯・亜熱帯にたくさんの種類があり,全部で100種類ぐらいあるとも言われる。
熱帯性の花木だが, 寒さには強い方で 関東地方以南なら 比較的簡単に冬を越すことができる。
花は 5月~11月ごろに 下向きかげんに咲き, 白・赤・黄色・オレンジ・藤桃 などの色がある。 《写真 左》
アブチロンには つる状のものと 立ち性のものがあって, つる状のものは 通称「チロリアンランプ」と呼ばれる種類。 花の形はほとんど似ていないが これもアブチロンの仲間である。 《写真 右》


