
「 花のカレンダー 」 を 9月/10月 に入れ換えた。
9月 ヒガンバナ & サルビア・ガラニチカ
10月 ランタナ & ホトトギス
なお, 最近 高精細のディスプレイを使う人が多くなったようなので, 従来の 800x600 1024x768 の他に, 1280x960 の画像を追加してみた。
【ランタナ】
この写真は ubon@さんからいただいたものだが, わが家にも毎年ランタナが花をつける。
最近よく見るようになった花だと思うのだが, 実は江戸時代末期にはすでに日本に入っていた, 歴史のある花だそうだ。原産地は アメリカ大陸の熱帯地方で, そのためか 夏の暑さにはめっぽう強く,5月ごろから 11月ごろまで 花が咲き続ける。
その代わり 冬の寒さには弱いようで, 寒冷地では露地で越冬させられないという。
南関東なら, 冬になる前に 太い幹を残して切り詰めてしまうと, 翌春には再び大きく枝を伸ばして花をつける。
ところで, ランタナは日本では園芸品種として 人気があるようだが, 他の国では 繁殖力が強すぎるため, 見つけたら引き抜くように指導しているところもあるという。
いずれ日本でもやっかい者扱いされるのだろうか。
以前,朝日新聞の 《花おりおり》 という欄に 次のような記述があった。(2001.11.18)
南アフリカの園芸ショーをのぞいて驚いた。植物の指名手配のポスターがあり、
その一つがランタナ。オーストラリアの新聞も雑草扱いで、引き抜けと書く。
鳥が果実を食べて播種(はしゅ)するので、熱帯・亜熱帯では猛烈に繁殖。
刺のある薮になり、始末におえない。温暖化する日本でも、暖地は要注意。
【ホトトギス】
これは わが家の庭で撮った写真。毎年夏になると 紫色の 独特の斑点模様のある花をつける。この斑点が 鳥のホトトギスの胸の縞模様に似ているから名づけられたという。
アジアを中心に 20種近い品種が知られていて, その内10品種は 日本原産だとか。
主な品種としては
ホトトギス
タイワンホトトギス
タマガワホトトギス
キバナホトトギス
サガミホトトギス
ヤマジノホトトギス
などなど。
街中で栽培されているのは 丈夫な「タイワンホトトギス」が多いというが,見分けるのが難しい。 わが家にあるのは 「ホトトギス」 なのか 「タイワンホトトギス」 なのか いまだにわかあらない。


